パイロット・C2PA審査中 · 韓国2027.03 · 日本2027.06 · 模範法は韓国法
著作権 C-2026-036487 · 特許出願 10-2026-0100026(未登録)
第1章C2PA とは何で、なぜ必要なのでしょうか
AI が本物そっくりの写真や声を、かんたんに作れる時代です。この章では、C2PA が何なのか、なぜ必要なのかを知り、実習で使うサイトを見て回ります。
- C2PA が何を記録するのかを、1文で言えます。
- C2PA が「本物か偽物かを見抜く装置」ではない理由がわかります。
- このサイトのメニューと、実習のルールがわかります。
やさしく理解する
C2PA は、「コンテンツの出どころと真正性のための連合(Coalition for Content Provenance and Authenticity)」が作った国際標準です。ファイルが、だれによって、いつ、どの道具で作られたのかを記録する方法を、決めています。
この記録を、マニフェスト(manifest)と呼びます。食品パッケージの成分表のように、ファイルの中に一緒に入っています。写真を編集したときは、「何を変えたか」も続けて書けます。
マニフェストには、デジタル署名が付きます。署名は、封印シールのようなものです。だれが貼ったのかがわかり、署名したあとにファイルが変わると、封印が破れたことがわかります。
なぜ今、必要なのでしょうか。生成 AI によって、偽の顔、偽の声、偽の文書を、目で見分けるのが難しくなりました。そのため、「だれが作ったか」を技術で示すことが、大切になっています。
ルールも整いつつあります。韓国の「AI 基本法」(2026年1月施行)や、EU の AI 規則(EU AI Act)は、AI が作ったものに表示を求めています。表示だけでなく、あとから追跡して確かめられる技術的な手段を求める流れです。
このサイト(c2pa.xenlook.com)は、C2PA の来歴証明を試験運用(パイロット)している場所です。実際に動いている画面で練習しますが、国際的な公式の信頼リストには、まだ載っていません。この違いは、第7章と第9章でくわしく学びます。
図で見る
- 作る写真・動画・音楽・文書
- 記録するだれが・いつ・どの道具で
- 署名する封印シールを貼る
- 確かめるだれでも開いて見られる
実際にやってみる
- サイトの最初の画面を開き、いちばん上のメニューを見て回ります。メニューは、検証・学習・技術・サイトセキュリティ・信頼・コンプライアンス・証明書のお客様の、6つのグループです。スマートフォンでは、☰(メニュー)ボタンを押します。こう見えれば成功 メニューのグループが6つ見えます。グループを押すと、中のページの一覧が開きます。最初の画面を開くログイン不要
- 「学習」グループの「基礎」ページを読みます。「マニフェスト」を「ファイルの中の成分表」にたとえている部分は、必ず読みます。こう見えれば成功 「C2PA とは何か」を問いかける見出しから始まる説明が見えます。ページの文章が英語で表示される場合があります。C2PA の基礎ページを開くログイン不要
- 次の章で使う体験ページを、先に開いてみます。今回は画面を見るだけで、ファイルは入れません。こう見えれば成功 「파일 선택」(ファイルを選ぶ)と「세리아 샘플로 시연」(セリアのサンプルでデモ)のボタンが見えます。
できたかどうか確かめる
- C2PA を「ファイルに貼る送り状」として説明できますか。
- 署名は「内容が事実」という保証ではない、とわかっていますか。
- 実習ルール6つを、記録シートに「確認済み」と書きましたか。
まちがえやすいこと
- よくある誤解C2PA の記録があれば、内容も事実です。実際にはC2PA が教えてくれるのは、「だれが、いつ、どの道具で」です。写真の中の場面が事実かどうかは、別に確かめる必要があります。
- よくある誤解C2PA は、AI が作った写真を見つけ出す探知機です。実際には探知機ではありません。作った人が残した記録を読む道具です。記録を残していないファイルのことは、わかりません。
- よくある誤解C2PA の記録がなければ、偽物です。実際には記録がないのは、「わからない」という意味です。SNS に投稿したり、保存し直したりすると、記録が消えることが多いのです。
確認クイズ
問題 1C2PA のマニフェストには、主に何が書かれていますか。答えを見る答えを閉じる
だれが、いつ、どの道具で作ったか、そしてどう編集したかが書かれています。ここに署名が付きます。問題 2C2PA の記録がない写真を受け取りました。偽物と言ってよいですか。答えを見る答えを閉じる
いいえ。記録がないのは、出どころが「わからない」という意味です。受け渡しの途中で消えた可能性もあります。問題 3このサイトは、今どの段階ですか。答えを見る答えを閉じる
試験運用(パイロット)の段階です。国際的な公式の信頼リスト(C2PA Trust List)には、まだ載っていません。
用語のまとめ
- C2PACoalition for Content Provenance and Authenticity
- コンテンツの出どころを記録し、確かめる方法を決めた国際標準です。
- マニフェストmanifest
- ファイルの中に入る、出どころの記録です。成分表のように考えると、わかりやすいです。
- 来歴証明provenance
- ファイルがどこから来て、どう変わったかを示すことです。
- 生成 AIgenerative AI
- 文章・絵・音・動画を、新しく作り出す人工知能です。
実習記録シート
- 実習日
- 記入者
- メンター確認
- C2PA を、自分の言葉で1文で書く
- メニュー6グループの名前と、いちばん気になったページ1つ
- 「機能しない条件」で、いちばん大切だと思った限界1つと、その理由
- 実習ルール6つの確認(確認済み/質問あり)
- メンターに聞きたいこと